FF14推奨パソコンといえばドスパラです。
これまで沢山の推奨モデルをレビューさせていただきましたが、そのご縁もありまして今回秋葉原でBTOパソコンの新製品発表会にご招待いただきました。 

会場には、最新グラフィックカードを搭載したハイエンドデスクトップ機から、ノート型PC、さらにはこれから未来のPCの使い方を提案する様々なガジェットまでずらりと並んでおりました。

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中でも注目したものは、最新ハイエンドグラフィックカード「NVIDIA GeForce GTX1080」を搭載したガレリアZGを筆頭とする写真上のデスクトップ機です。
従来のハイエンドクラスだったGTX TITANやGTX980Tiの性能ををあっさりと飛び越し、液晶モニターの世界でも徐々に市民権を得てきだした4K(3840×2160ドット)モニターでの3Dゲームプレイが無理なく可能になってきました。

このブログではFF14をプレイするBTOパソコンとしてご紹介しておりますが、FF14もDirectX11最高品質設定でも、GTX1080搭載機なら、4K解像度でも非常に快適の7,000にほぼ届く勢いです。これは単体カードだったら今まででは考えられなかった数値です。

取材するお時間を頂いたので、製品展示されていたモデルをいくつかご紹介しようと思います。なお写真は取材当時のスペック、価格ですので詳しくは製品リンクからご確認ください。

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ドスパラ ガレリアZG…NVIDIA GeForce GTX1080, Core i7-6700K, メモリ32GB, SSD512GB(NVMe), HDD3TB 
今回展示の中でも最高性能を誇ります、現在ドスパラさんでもフラッグシップ機と呼べるスペックですね。もちろんFF14でも推奨パソコンの一つになっています。

参考までにベンチを測らせてもらいました。フルHDでの計測になりますが、DirectX11最高品質設定でスコア19,023、平均フレームレートが147.890、合計ローティングタイムが13.392となります。スコアもさることながら、フレームレートがこの設定で147も出るとなると、144Hz出力の出来る液晶モニター(たとえばBenQのXL2411Z)などでは十二分に性能を発揮できますね。ローディングタイムも200MB/sの高速NVMeSSDのおかげでエリア移動もかなり高速になるでしょう。とても贅沢なプレイ環境を構築できますね。

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ドスパラ ガレリアSG
…NVIDIA GeForce, GTX1080, Core i7-6700, メモリ8GB, SSD480GB, HDD2TB
ガレリアZGの隣にあったモデルが薄型ケースに入ったGTX1080搭載機で、そのほかのスペックはZGと比べスタンダードなもので組まれてはいますが、省スペースと3D性能を両立させた欲張りモデルですね。
サイドから見るとしっかり排熱が出来るようカードが見えています。電源もミニサイズのSFX規格ながら600Wを確保しており、静音仕様です。
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こちらもベンチを測ってみるとスコア16,364、平均フレームレートは132.832、合計ローディングタイム13.397となりました。ベンチスコアこそ総合力の高いZGには敵いませんが、フレームレートの高さと読み込みに大きな差はないように思われます。

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ドスパラ ガレリアXF(GTX1070)…NVIDIA GeForce GTX1070, Core i7-6700, メモリ8GB, SSD480GB, HDD2TB
ガレリアシリーズのスタンダードな構成にGTX1070を搭載したモデルです。ひとつ下のGTX1070とはいってもGTX TITANの性能を超えています。スコアは13,764、平均フレームレートは109.655、合計ローディングタイムは20.571でした。「非常に快適」スコアのほぼ倍ですね。WQHDクラスのモニターでフルスクリーンプレイがとても捗るクラスじゃないかと個人的には思います。

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ドスパラ ガレリアXFR
…AMD Radeon RX480, Core i7-6700, メモリ8GB, SSD480GB, HDD2TB
最新AMDのハイエンドカードRX480搭載機も登場!CPUもAMDじゃないと嫌とかでなければ、とても充実したスペックですし、液晶モニターでFree-SYNC対応製品(例えばEIZO FS-2735)を考えている方にもいいモデルかなと思います。スコアは同条件で9,562、平均フレームレートは72.215、合計ローディングタイムは18.500でした。GTXでいうところの980に近い性能と言えそうです。AMD曰く、2枚構成(クロスファイア)ならGTX1080を抜くそうです。カード単体価格を考えるとコスパは高いといえますが、今はまだゲームによって得手不得手があるようです。DirectX12対応ゲームが増えてきたら化けるのかもしれません。

これらの新製品は、別記事でご紹介するVR体験にも最適なモデルとなっています。先日発売されたhTCのVIVEに対応していますので、最新のVRゲーム体験が自宅でも可能となります!


次にノートPCに目を向けてみますと、
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ドスパラ ガレリアQSF965HE…NVIDIA GeForce GTX965M, Core i7-6700HQ, メモリ8GB, SSD250GB. HDD1TB, 液晶15.6インチ
こちらの製品は以前このブログでもご紹介させていただきました→【FF14対応】ドスパラ ガレリア QSF965HEレビュー【最新GTX965M】 モバイルグラフィックチップGTX965Mの搭載で従来GTX960M搭載モデルよりも性能UPと携帯性を重視した作りにシフトしているように感じます。

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ドスパラ ガレリアQHF965HE…NVIDIA GeForce GTX965M, Core i5-4210M, メモリ8GB,  HDD500GB,  液晶15.6インチ
そして名前が似ていますが、上のQSF965HEの弟分でCPUが下位のものになり、HDDも500GBと最小限に絞って価格を抑えたものになります。SSDとHDDを増量した特別版も用意されています。

他にもノート型PCでゲーム用途とは別に3Dモデリングソフトやグラフィック制作などに最適なクリエイターズパソコンraytrekシリーズのモデルが展示されていました。 

他にも面白そうだなと思ったものが、個人的にはあまり触れる機会がなかったのですが去年あたりから話題になっていたスティック型PCが、少しサイズアップしたものの性能アップしより出来る事が広がったようです。


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Diginoss Stick DG-STK4S…Windows10 Home, インテルAtom Z8500(内臓HGグラフィックス), メモリ4GB, eMMC 32GB, 無線LAN, Bluetooth4.0, MicroSDスロット, 予価21,111円(税抜き)8月発売予定

そしてスティック型PCを差し込んでさらに拡張性をアップさせる専用スタンドに写真はドッキングした状態で展示されていました。
 
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Diginnos Docking station DG-STKLC

これによりUSBポートや有線LANポートが増えてさらに使い勝手が上がるようです。
家庭用大型テレビなどに接続し、無線のキーボードなどを繋いでネットでお買い物や動画配信サービスなどを楽しむのもよさそうです。ノートPCやスマホからミラーリングすれば同等の事も可能ですが、手元はキーボードだけの方が文字入力や操作がよりスマートになると思います。

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Diginnos DG-NP09D…画面サイズ8.9インチ, 1920×1200ドット, 入力miniHDMI, 予価18,500円7月発売予定
タブレットではなく、HDMI接続で内蔵バッテリーとUSB給電で動くモバイルモニターになります。
反射で見にくくてごめんなさい。Bluetoothキーボードとモバイルモニターを使えばノートPCのような使い方も外出先で出来ますね。

他にもタブレットの展示もありましたがあえなく時間切れとなりました。それにしてもタブレットもどんどん低価格化が進んでとても手に入れやすくなりましたね。機会あればチェックしてみたいと思います。

ドスパラ自作パーツセット「パーツの犬」

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ドスパラの公式HPの1コーナーで、新製品などの検証やレビューなどを3ひきの犬たちが会話形式で進めるブログで、その犬たち監修のもと、パーツを厳選し、相性チェック等を経てパーツのままセット販売する自作キット「パーツの犬」。用途によって大きく3段階に分けてパッケージ化しています。
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展示してあった写真のセットは、ミドルスペックに相当する、ネットなどの一般使用と軽めのゲームなどにも使えるグラフィックカード付きの「パーツの犬モデル101」です。
その内容は、
CPU:Intel Core i5 6500 BOX 
マザーボード:ASRock H170 Pro4 (H170 1151 DDR4)
メモリ:Kingston KVR21N15S8K2/8 (DDR4 PC4-17000 4GB 2枚組)
グラフィックカード:Palit NE5X75T01301-1073F (GeForce GTX 750 Ti StormX 1GB)
HDD:TOSHIBA DT01ACA100 バルク (1TB) 
DVDドライブ:ASUS DRW-24D5MT 
電源:玄人志向 KRPW-N500W/85+ (500W)
PCケース:ENERMAX Fulmo Q (USB3.0付き)
OS:Microsoft Windows 10 Home 日本語【64bit】 

AINEX DOSPARA-TK-03 (PC自作用 工具5点セット)
ドスパラ パーツの犬モデル購入特典 PCパーツ買取金額15%アップクーポン 
ドスパラ パーツの犬モデル購入特典 犬ボイスCD 
ドスパラ パーツの犬_物損保証サービス券 
お好みでこの構成からHDDやグラフィックカードを選択可能です。

自作PCに興味あるけど、なんだか難しそう…と思っている方には、わかりやすく組み立て手順を教えてくれる「自作パソコン組み立てマニュアル」が買う前にダウンロードできますから、事前に見ておけば自作PCが意外と簡単な事もわかると思います。

上記の構成ですとFF14では少しグラフィック性能が足りませんので、カードさえ増強すればしっかり動いてくれます。
管理人おすすめのFF14スターターパックとしては、例えばですが

自作セット パーツの犬モデル 104【SSD+HDD i5 6500】◆ダブルドライブ
CPU:Intel Core i5 6500 BOX 
マザーボード:ASRock H170 Pro4 (H170 1151 DDR4)
メモリ:Kingston KVR21N15S8K2/8 (DDR4 PC4-17000 4GB 2枚組)
グラフィックカード:Palit NE5X960010G1-2061J (GeForce GTX 960 JetStream 4GB)
SSD:ADATA Premier SP550 SSD ASP550SS3-240GM-C (240GB)
HDD:TOSHIBA DT01ACA100 バルク (1TB) 
DVDドライブ:ASUS DRW-24D5MT 
電源:玄人志向 KRPW-N500W/85+ (500W)
PCケース:Sharkoon SHA-T28B-V3(ブラック+インナーブルー)
OS:Microsoft Windows 10 Home 日本語【64bit】
ゲーミングキーボード: Logicool Gaming Keyboard G105 (LED搭載ゲーミングキーボード 日本語 G105)
ゲーミングマウス:Logicool G300s (ゲーミングマウス 有線)

AINEX DOSPARA-TK-03 (PC自作用 工具5点セット)
ドスパラ パーツの犬モデル購入特典 PCパーツ買取金額15%アップクーポン 
ドスパラ パーツの犬モデル購入特典 犬ボイスCD 
ドスパラ パーツの犬_物損保証サービス券 

あたりがSSDで読み込み速度UPとグラフィック性能を両立でき、なおかつゲーミングデバイス付き(無しにもできます)でかなりお買い得なセットになっていると思います。

もちろん、グラフィック性能のもっと高いセットも組み立て方は同じなので予算に合わせて選ぶといいと思います。

今後もいろんな用途に合わせて組合せのバリエーションを増やしていくそうです。
自分で組み立て、初めて起動した時の達成感は嬉しいもんですし、一度組んでしまえば以降のパーツ交換などはお手の物だと思います。

うまくつき合えば、何年かに一度丸ごと交換するより経済的で長持ちしますが、もしこれで自作の楽しみにハマってしまうと逆に途方も無く散財してしまう可能性もあります(苦笑)
以上、「パーツの犬」のご紹介でした!

 サードウェーブデジノスの軌跡と活動内容

一通り展示品を取材した後、スライドによるプレゼンテーションがありました。
全部お伝えは出来ないのでポイントを絞ってご紹介します。

ドスパラさんは株式会社サードウェーブデジノスのPC販売ショップ部門で、東西流通の中心地、神奈川県綾瀬市に拠点を置き、ゲームPCのガレリア、クリエイターズPCraytrekなど用途のジャンル別に企画、製造、発送までをすべて国内で行う日本屈指のPC専門業者さんです。
組み立て工場での様子を4Gamerで特集されたそうです。
4gameg

1984年からPC事業を開始し、現在まで業界の第一線を駆け抜けてきました。世界でも最速で新しいパーツが届く秋葉原で、最速で組み込みリリースされます。他社に惑わされる事なくお客様のニーズに真摯に向き合い、提供し続け今日に至ります。

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その採用スピードと量産技術、徹底的な在庫・品質管理により、個人販売のみならず、さまざまな企業やイベント、最新エンターテインメントへの機材提供など、枚挙にいとまがありません。

CEDE
具体的には毎年幕張での大イベントニコニコ超会議や闘会議などのゲーミングPCの提供やPCvs棋士の電王戦に使われるPC、UnityやUnreal Engineなどのプログラム開発者フェスでのPC提供や、エンターテインメント開発者のカンファレンスCEDECのセッションでも採用されています。

ASAHI

企業への導入事例に、日本のアニメーション制作の6割を担っている旭プロダクションでは作業のデジタル化が進んでおり、その制作にクリエイターズPC raytrekが使われているそうです。

KAIKATU

そして普段から皆さんも利用されていると思いますが、カラオケやインターネットカフェ、ジムなどのPC導入にもサードウェーブデジノスの製品たちが活躍しています。

以上はほんの一例ですが、皆さんの気づかない所でも沢山のデジノス製PCが使われており、その信頼性も高いため、管理人は安心しておすすめ出来ると思っています。
プレゼンテーションを終え、VR体験コーナーとなりました。それは後日別記事にてご紹介いたします。

今回久々の東京遠征となりましたが、ドスパラさんのことを深く知るとてもいい機会となりました。
これからもFF14をプレイする皆さんに最適なBTOパソコンをご紹介してゆけたらと思います。

以上、新製品展示会でのレポートでした。