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前回の「ガレリアXT-A」レビューに引き続き、今回は9月に新しく追加されたグラフィックカードNVIDIA Geforce GTX970を標準搭載したドスパラのハイエンドBTOPCガレリアXFに触れる機会を頂きましたので、レビューをしてみたいと思います。

  ガレリアXFとは

ガレリアXFは今まで高価で手の出しにくかったハイエンドカードを安価に、消費電力も抑えた形になって生まれ変わった、Maxwellコアの新しいグラフィックカードGTX970を搭載しており、今はこのGTX970と上位GTX980でほぼハイエンド市場を独占してると言っていいと思います。

推奨モデルで売り出されているGTX960搭載のガレリアXTと、その上位であるGTX980搭載ガレリアZGの中間の性能になる本機は、単体カードとしても今一番の売れ筋であるGTX970を搭載した、冬のセールでも引き続きお得なオプションを用意してのおすすめモデルです。

簡単にスペックからご紹介すると、
OS…Windows10 home
CPU…intel Core i7-6700(Skylake)
マザーボード…intel H170チップセットATX 
メモリ…PC3-17400 DDR4 SDRAM 4GB×2枚組(デュアルチャネル)
SSD…480GB無料プレゼント中!
HDD…SATA3 7200rpm 2TB
グラフィックカード…NVIDIA Geforce GTX970 4GB(DVI x1, miniHDMI x1, miniDisplayPort x3)(貸出の本体にはPalit製のVGAが搭載されていました)  
電源…AcBel製 80Plus Bronze認証 500W  
DVD…DVDスーパーマルチドライブ 
ケース… オリジナル ガレリア専用KTケース     
※2016年3月30日現在    


基本構成はGTX760搭載のXT-Aとカード違いで他は同じものになるようです。GTX970は消費電力もかなり低くなっていますので、500Wの電源でも十分でしょうね。もちろん容量もカスタマイズ出来ます。
 詳細はメーカーページよりご確認ください。

ケース性能については上記リンク先でも詳しく載っていますが、個人的に気になるポイントをざっと写真でまとめてみました。本体は一般的なミドルケースで以前レビューしましたXT-Aと共通のケースです。
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背面パネルにはよく使うものとしてはギガビット LAN×1、USB3.0(青)×4、USB2.0(銀)×2、音声はピンクがマイク入力、緑がステレオ出力、青がライン入力、あとはグラフィックカードを使わない場合のCPU内蔵のグラフィック機能からの出力にHDMIが付いています。前面にはUSB3.0×2、SDカードリーダーにマイク入力とヘッドフォン等の出力がついています。(写真はASUS H97PLUSのインターフェイスになりますのでマザーボードによって変わる場合があります)

グラフィックカードの出力としてはDVI×1、miniHDMI2.0×1とminiDisplay Port1.2×3ついており、複数のモニターに同時に表示出来ます。(写真はPalit製のGTX970グラフィックカードの仕様です)ちなみに僕は普段2画面でのマルチモニターで使っているのですが、1つはDVI端子からメインモニターへ繋ぎ、もう一画面はHDMI入力なのですが持ち合わせのMiniHDMIがなく、試しにBIOSの設定を変更し、CPU内蔵のグラフィック機能であるHDMIにつなげてみたところ、仮ではありますが2画面(※)映す事が出来ました。もちろん、安定してVGAの性能を発揮するためには、VGAから直接2画面の出力を取ることをおススメします。※オンボード+VGAのマルチディスプレイの場合、ゲーム等で動作不安定になる場合がありますのでご注意ください。

中身の方にもアクセスした写真が右上で、 ここからは見えませんが前面の吸気ファンから外気を取り込み、天面に一機、背面に一機のケースファンによってCPUとグラフィックカードから発する熱を効率的に逃がす仕組みになっています。右下写真のシャドウベイは手前に引き出す仕組みになっており、ネジ無しで自分でも簡単にHDDやSSDを増設出来ます。ケースそのもののアクセスも緑円の手で締められるローレットスクリューなので毎回ドライバーで開け閉めする事無くメンテナンス可能です。

  気になる性能は

カード単体でも4万円台とハイエンドの部類になりますGTX970ですが、その性能はGTX760の上位の4万円台だったGTX770を軽く凌駕しGTX780をも超える性能で、GTX780が安くても6万円を切るか切らないかの値段帯だったことを思えばすごく安く感じてしまうので危険です(笑

まずは新生FF14ベンチマークキャラクター編の数値を計ってみました。
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左上のフルHDはもう文句無しの性能で14,461と最高品質で7,000出れば「非常に快適」なFF14において倍のスコアになります。ベンチの数値が勢いよく上がって行く様は気持ちいいです。
その右隣は2560×1080と変則的な解像度ですが、DELLやLGのモニターの中にはウルトラワイドHDなる超横長の製品があり、一部ですがこれで左右の視界を広くとって楽しむ方もいます。それでも1万越えのスコアでまずプレイには問題ないですね。そして左下はいわゆるWQHDサイズのスコアで、今のフルHDサイズでは物足りなくなった方が27インチなどのWQHDモニターでもまだまだ余裕もってプレイ出来る数値です。
最後に4K解像度が右下ですが、さすがにここはGTX980でも辛いのでこんなものだと思います。ですが品質さえ落せばそこそこは動くレベルにはあると思います。
このカードがあるなら、フレームレート60fps以内のモニターで遊ぶならWQHD解像度で遊ぶのが最適ということになりそうです。WQHDを表示出来るものも最近は5万円程で買えますので27インチ大画面で、UIに画面を占領されず広々と画面を使えるとまた世界が変わるかもしれません。

実際に新生FF14をプレイしておりますが、フルHD環境でのプレイですので当然何の問題もありません。最高品質なので遥か遠方のキャラクターまで表示され何をしているのかもちゃんと表示され、今までも一時的に最高品質でプレイするのは可能でしたが、実際にコンテンツなどはノート高品質あたりまで落として遊んでいましたのでやはり色んな発見がありますね。ノート高品質だったものから最高品質でダンジョンなどに入ると、今まで見えてなかったエフェクトが見えたり(低品質だからといってプレイ自体には支障はないですが)大げさにいえば別世界で遊んでいるようです。
1つ気になる点はやはり基本構成のHDDでのローディングだと、移動ごとに待たされる時間が長く感じます。ここは是非SSDをカスタマイズで追加してプログラムの保存先をSSDにすべきでしょうね。

 詳細はメーカーページよりご確認ください。

  GTX970で試したかったこと

GTX970のそのせっかくの余力を使って遊ぶ方法がまだいくつかあります。
ひとつは上のような高解像度モニターで遊ぶため、または144hzや120Hzなどに対応した液晶モニターでヌルヌル環境で遊ぶのもいいかもしれません。

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後もう1つGTX970で試したかったものにDSR(Dynamic Super Resolution)という機能です。NVIDIA Experience というアプリをドライバーと一緒に組み込むと、そのゲームにボタン1つで最適化させる機能がついており、当然新生FF14もそのリストに入っており最適化されるのですが、そこのカスタム項目に解像度を自分のモニターの最大表示ピクセルを超える解像度に設定が出来ます。それをWQHDあたりか4Kの解像度に設定したあとFF14を起動させると、カスタム項目に沢山の解像度が出てきて選べるようになります。
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そこから例えばフルHDモニターから2715×1697などの解像度を選ぶと画面サイズはそのままに、さらに目の詰まったというか解像感の高いグラフィックに再描画してくれる機能のようです。これは実際の画面を見てもらうのが一番わかりやすいのですが、フルHD、WQHD、4Kあたりの解像度設定に切り替え、下のSSをそれぞれを300%に拡大してみると…
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フルHD(1920×1080)
hd

2715×1697 
drs_wqhd

4K(3840×2060)
dsr_uhd
 この位スクリーンショットの映りは変わって来ます。画面プレイはそのままの大きさでSSはその解像度設定のサイズで保存されるので、SSのトリミングや加工などにも役立ちそうです。
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ただし、4K解像度だとUIは最大140%にしてもこんなに縮小化してしまうので、24インチのフルHDでは実プレイはかなり厳しく感じます。GTX970なら27インチ以上のフルHDモニターに中間の2715×1697あたりでしたら、綺麗かつUIも程よい大きさになるんじゃないでしょうか。 やってみた感想としては、新生FF14はもともとテクスチャーもかなり丁寧に作られているのであまり大きな差は感じませんでしたが、もっと古いゲーム等の方が効果を感じやすいのでしょうね。

少し期待しすぎた感がありますが、ありあまるパワーを使う方法のひとつとして、NVIDIAからの提案でした。
最近になって40インチの4Kモニターも出て来た事ですし、他にも何か利用方法があるかもしれません。 

  ガレリアXFの価格・購入方法など



納期は午前中までに注文確定でカスタマイズ含め2日後には出荷されます。
月額680円からのセーフティサービスに加入すれば、7/5まで10,000円引きです。

現在無料で120GBのSSDがついてきます。さらに256GBも格安で追加OKですので体感速度向上には一番の特効薬でもありますSSDは是非検討すべきと思いますね。
カスタマイズ画面では沢山のお得なオプションがありますので中々後からでは追加しにくいものなど、この際ですから追加してしまいましょう。
オススメな所では、CPUを上位Core i7-4790Kで基本性能をアップさせ、さらに冷却をしっかりさせるために水冷ファンとのセットがあります。
さらに今ならJETSTREAM FAN仕様の低負荷時にファンの回転を抑える機能のついたカードへ無償交換中です。

お支払い方法は、最も早く手数料もかからない方法がジャパンネット銀行のリンク決済、次にクレジットカードでの注文が早いです。その他コンビに決済に代引き、銀行振込など。
そしてパソコン本体に限りますがJACCS分割払いの場合、1回ボーナス払いか、12回払いまでなら金利0%になるキャンペーンを好評につき延長実施中です。高い買い物ですので悩んでいる方には大きなポイントかもしれません。詳しくはこちら

以上、ガレリアXFのご紹介でした。



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  • HTMLタガレリアXFのレビュー含めお得なポイントなどをご紹介してみました。ご参考になれば幸いです。関連記事:関連記事
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