秋葉原に本店を置き全国に20店舗を展開、神奈川県綾瀬市に大規模な工場を持つ国内でも大手のパソコンショップ「ドスパラ」では、PCゲーム用途はじめ様々なBTOパソコンを販売しています。

中でも人気売り上げNo.1で価格コムプロダクトアワード2014金賞にも選ばれ、新生FF14推奨パソコンとしても売り出し中のガレリアXT-Aを、今回ドスパラさんのご厚意により触れる機会を頂いたので自分なりにレビューをしてみたいと思います。

現在新生FF14推奨モデルとしては実にデスクトップ型で10台、ノート型で6台(12月12日現在)と予算と用途に合わせて多数ラインナップされております。その代表格であるガレリアXT-Aは、デスクトップ型の中ではミドルクラスに位置づけられます。
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本体がこちら。大きさをイメージしやすいよう横にペットボトルを置いてみたり。
サイズは207(幅)x520.7(奥行き)x450.2(高さ)mm
今時の性能の高いパーツは結構な熱を出すので冬はちょっとした暖房器具になるくらいですが、そのパーツの能力を存分に出し切るには、やはり十分な内部空間と排熱経路が確保されたケースが必要になってきます。逆を言えばしっかりパーツを冷やす環境が整っていれば、精密部品を熱で傷めることなく長持ちさせる事にもなります。どうしても置く場所に困る場合は、少し小型でほぼ同性能の「ガレリアXT-M」も用意されています。

ガレリア XT-Aの基本構成

OS…Windows7か8.1を選択可能
CPU…intel Core i7-4790(Haswell Refresh)搭載
マザーボード…intel H97チップセットATX 
メモリ…PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2枚組(デュアルチャネル)
HDD…SATA3 7200rpm 2TB
SSD…2014年12月現在 120GBプレゼント中
グラフィックカード…NVIDIA Geforce GTX760 2GB(DVI×2、HDMI1.4×1、DisplayPort1.2×1)(貸出の本体にはPalit製のVGAが搭載されていました)    
電源…AcBel製 80Plus Bronze認証 500W  
DVD…マルチDVD/CDドライブ 
ケース… オリジナル ガレリア専用KTケース     
※2014年11月8日現在    
intelチップセットやGPUの移り変わりとともに本機もヴァージョンアップを続けており、現在は最新H97チップセットにHaswell Refresh Core i7-4790に移行、4コア最上位4790Kに次ぐ性能のCPUを標準搭載しています。グラフィック性能もGeforceのミドルクラスGTX760を積み、新生FF14に限らずあらゆるゲーム推奨PCに採用されているカードになります。HDD容量も2TBまでアップしており、動画や大容量のアプリケーションに存分に収納できる容量を確保。ケースはドスパラオリジナルで熱のこもらないエアフローを研究されており、後からのファンの追加や水冷機構への変更にも柔軟に対応出来るスペースを確保しています。また、CPU、メモリ、HDDなど各種カスタマイズ可能ですので、ある程度好みに合わせて構成変更することができます。
  詳細はメーカーページよりご確認ください。

ガレリア XT-Aのベンチマーク

次に実際の性能ですが、ここはやはり新生FF14ベンチマークキャラクター編です。
本機の前にまずは自分の現在メインで使っているPC(※1)で計測してみたのですが、
フルHD 1920×1080ドットで
最高品質………………SCORE:5,818 平均フレームレート:47.826  とても快適
ノート高品質…………SCORE:7,624 平均フレームレート:63.107 非常に快適
標準品質 ………………SCORE:10,957 平均フレームレート:96.660 非常に快適
でした。

3年前に買ったもので
スコア的にはそれなりには健闘してるんですが、「非常に快適」は7,000超えなので最高品質でプレイするには少々心もとないスペックです。今はノート高品質でフレームレート60fpsにし、出来るだけカクカクしないよう設定しています。
グラフィックカードを置き換えて、メモリを増設すればまだ何とかなりそうですが…何が原因なのか、今は少しでも遅れたら高確率で範囲攻撃に巻き込まれますし、攻撃も1テンポおいて発動されたりと、ちょっとした遅延に悩まされています。
正直モニターも含めまるごと買い替えたく思っている所です。

前置きが長くなりましたが、ガレリアXT-Aでの計測をしてみたところ、
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フルHD(1920×1080)は当然かなり余裕を持ってクリアしており、平均フレームレートも最高品質で83.065fps、標準で155.633fpsと、一般的な液晶モニターがリフレッシュレート60Hzの事を考えると十分な数値です。要するにプレイ中によほどプレイヤーの密集する場所に行かない限りは動きがカクカクしたり、急にコマが飛ぶような事はありません。

実際新生FF14をプレイしたところ、最高品質でも動きがなめらかで、視界をぐるぐる回しても景色が飛んだりせず目にも優しい気がします。クオリティを落して我慢していた様々な質感も、ごにょごにょの揺れ(笑)なんかも無制限です。
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全体的な性能の向上のおかげなのか、パッドの操作に対しても最高設定にもかかわらずスムーズに反応し動いてくれます。試しにフィールド上のコンテンツであるF.A.T.Eでの大型ボスと戦闘してみたところ、特殊攻撃の範囲表示が出てから少し遅れ目に動いてもしっかり避けてくれ、明らかに前より楽になっています。大型Sサイズのモブハントにも参加しましたが、百人クラスが密集するナイトの立ち位置でも、一瞬モブの姿が見えなくなることはありましたがターゲットが外れてしまうこと無く戦えて、しっかり報酬の上限まで貰えました。常に最高設定で遊べるのはやはり快適で、いつもより景色の作りこみや、雨で濡れる装備なんかに目がいきますね。このスペックがあれば年内には発表されそうなDirectX11版FF14の画質向上にも期待がかかります。

ストレージについては標準装備でHDDが2TBで、容量としたら十分なんですが、やはりオプションのSSDは付けるべきです(2014年12月現在120GB無料プレゼント中)。今お持ちのパソコンがもしHDDのみなら特に体感速度の向上を実感出来るパーツです。シームレスなエリア移動だった旧FF14ならわかりにくかったかもしれませんが、エリアからエリアへの移動が暗転>読み込みになった新生FF14ではその速さをしっかり味わえるので、モブハントなどの1秒を争うエリア移動時など、知ってしまうとHDDのみの環境には戻れなくなるでしょう。OSの起動スピードも格段に上がりますので恩恵はゲームだけに留まりません。

2.45パッチも始まり、新ダンジョンや大型ボス戦も本機でガッツリプレイしましたが、このクオリティと安定感には、もう自機には戻りたくなくなる魅力が沢山詰まっていました。

今時のモニター事情

参考として、近頃はフルHD以上の解像度のモニターも増えもっと大きなモニターで、と考えている方も多いと聞きますので代表的なWQHD(2560×1440)と4K(3840×2160)サイズのベンチも計ってみました。私のモニターはフルHDですが、解像度だけを上げてはみ出した状態で計測も出来ますので。

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27インチサイズで各社出ているWQHD液晶モニターでフルサイズだと、平均フレームレートは最高品質で48.295fps、標準品質で100.732fpsと、丁度自機のフルHDの数値と似ています。最高品質にこだわらなければ27インチWQHDモニターを検討してもいいかな、と思えますね。ちなみにGTX780あれば最高品質で7,000を越えると聞いてますので、今だとGTX970があれば余裕もってプレイ出来そうです。

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こちらは4Kです。このサイズで常時プレイしてる人はよほどの高スペックですね。平均フレームレートは最高品質で23.158fps、標準品質なら48.634fpsとさすがに厳しくなって来ましたが全く遊べない程でもないような…。快適にプレイするには少なくともGTX TITANZクラスか、新しく出たGTX980の2枚構成が必要になるレベルのようです。
個人的には4K解像度のモニターを手にしたとしても、目一杯に表示させてカクカク遊ぶよりはその大画面を活かして小さめのウインドウ表示でブラウザや動画などを空きスペースに同時表示して楽しむのがいい気がしますね。そういった用途ならGTX760でも、DisplayPort1.2での接続で4K/60Hz表示は出来るので無駄にはならないと思います。

  BTOパソコンの魅力

ガレリアシリーズに限る話ではないですが、BTOパソコンの構造は意外にシンプルなのでグラフィックカードの交換だけでも一度経験してしまえば、3Dゲームの性能も格段に上がる上に、丸々買い替える事なく使える事になりますので長い目で見てもお得じゃないかなと思います。これはノート型や一体型には出来ない事です。
ケースサイズも初めての方には大きく感じるでしょうが、これもパーツを長生きさせ、自由に拡張出来るよう練られた上での物なのですぐに慣れます。

新生FF14プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏によると、PCでプレイされている方には出来るならGTX760以上のカードで遊んでくれたらと言っているので、今後も進化するエオルゼアの世界に「ガレリアXT-A」は最適な入り口のモデルになるんじゃないかなと思います。
ちなみに今回ご紹介した「ガレリアXT-A」は価格コムにおいても2014年でのみごと金賞を受賞し、満足度は現在第4位ではあるものの、上位にはグラフィックカードを搭載した機種は皆無で、実質ゲーミングPCとしては一番売れていると言っていいと思います。

  価格、購入方法、12回払い金利0%キャンペーンなど

ガレリアXT-A」基本構成 税込み価格140,378円+送料2,160円です。
一番のボリュームゾーンでもありますのでコスパも高い価格設定です。
納期は午前中までに注文確定でカスタマイズ含め2日後には出荷。
月額680円からのセーフティサービスに加入すれば、2015年1月19日まで買った本体含む、以降の買い物は全て送料無料になる優待キャンペーンも実施しています。くわしくはこちらで。

そして新生FF14推奨キャンペーン仕様である『ガレリア XT-A CP』を買うとレジストレーションコード+90日間無料でプレイ出来るシリアルカードプレゼント中!フリートライアルも始まっていますし、新規で始める方は最大104日キャラクターの作り直し無しでプレイ出来る計算になります。(フリートライアルは最大LV20制限あり)

ドスパラでは冬のセールで様々な追加パーツが特価でキャンペーンを行っており、今ならXT-AはWindows 8にすればSSDが120GBプレゼントされます。私個人としては+5,000円でCore i7-4790K+静音高冷却ファンに交換出来るオプションがおすすめです。SSDを追加しておけば自動的にSSDにOSをインストールしてくれるようです。あと将来自分でグラフィックカードを高性能なものに交換したりする予定があるなら、電源を強化しておくのも後々換えるのは大変なパーツなので予算に余裕があれば。他にもお得な選べるオプションを特価で追加出来ます。
※下図は2014年12月現在のものであり、時期により変更する可能性がありますので詳しくは公式サイトでお確かめください。
 
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新生FF14をキーボードマウスで操作したい方のために、新生FF14推奨MMOデバイスのセットが特価で買えるオプションもあります。
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お支払い方法は、最も早く手数料もかからない方法がジャパンネット銀行のリンク決済、次にクレジットカードでの注文が早いです。その他コンビに決済に代引き、銀行振込など。
そしてパソコン本体に限りますがJACCS分割払いの場合、1回ボーナス払いか、12回払いまでなら金利0%になるキャンペーンを好評につき延長実施中です。高い買い物ですので悩んでいる方には大きなポイントかもしれません。詳しくはこちら

以上、ガレリアXT-Aのレビュー含めお得なポイントなどをご紹介してみました。
ご参考になれば幸いです。

(※1)現在の私のPCスペックです。
CPU…AMD PhenomII X6 1090T Black Edition
GPU…AMD Radeon HD5850 1GB
メモリ…2GB×2
SSD…Crucial  CT120M500SSD1.PK01 FF14専用に増設

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