秋葉原に本店を置くPCショップ、ドスパラではFF14をはじめ様々なPCゲームに最適なパソコンを販売しています。今回、そのドスパラ様のご厚意で同社の人気ゲーミングBTOパソコン「ガレリアXT」をお借りする機会を頂きましたので、自分なりにレビューをしてみたと思います。2016年になり、正式にFF14推奨パソコンとなりました。
ガレリア XTの基本構成
『ガレリアXT』ですが、実は前回もレビューをさせてもらっています。ですが名前は同じでも日々進化するパーツによって定期的にアップグレードしていっています。新しいガレリアXTでは、インテルより新しくリリースされた次世代CPUとそのCPUに対応したチップセット、それにそのチップセット専用のメモリーが入れ替わり、さらに高速な処理が期待できるようになりました。
パーツが変わっても同じ名前な理由としては、PCゲーム用パソコンのグレードを分けるのは主にグラフィックカードになり、ガレリアXTでは「NVIDIA GeForce GTX960」を搭載していることが共通のスペックとなっています。
改めてスペックをご紹介すると
OS…Windows10
CPU…intel Core i7-6700(3.4GHz 4コア8スレッド)
マザーボード…intel H170チップセットATX(貸出機にはASUS H170-Proが使われていました)
メモリ…PC4-17000 DDR4 SDRAM 4GB×2枚組(デュアルチャネル)
SSD…480GB(無料プレゼント中)
HDD…SATA3 7200rpm 2TB
グラフィックカード…Palit製 NVIDIA GeForce GTX960 2GB(DVI-D×2、HDMI2.0×1、DisplayPort1.2×1)
電源…AcBel製 80Plus Bronze認証 500W
DVD…マルチDVD/CDドライブ
ケース… オリジナル ガレリア専用KTケース
※2016年3月30日現在
2015年9月より発売になったインテルの開発コード名「Skylake-S」の世代になるCPUとH170チップセットを組み込んだマザーボード、ハイエンドなプラットフォームでしか使われてなかったDDR4メモリが今回から採用されています。世界で一斉解禁になった最新CPUが即完成されたPCとして手に入るわけです。
CPUは現在の時点で最上位であるCore-i7 6700Kの次にあたるCore-i7 6700になります。LGA1151ソケットになり、旧世代のCPUと互換性はありません。
Kのつくモデルはオーバークロックの自由度が高い、自分でチューニングして運用したい方のための仕様ですが、少しでも高クロックのもの、と思われる方にはオプションで選択可能です。
マザーボードは最大のシェアを誇るASUS製で、自作ファンにも信頼性が高く、昔からメーカー製パソコンにもよく組み込まれています。
今回貸出機に採用されているのもASUS製で 製品名はH170-Proになり、一番の売りとして電源からの故障の原因となる過電流や、外部からの静電気から徹底的に守る保護回路を搭載してますのでかなり高い耐久性を誇っているそうです。
グラフィックカードはドスパラさんで独占販売しておりますPalit製でGTX960標準仕様のものですが、オプションで低負荷時にFANが止まる静音機能のついた上記の製品に+3,980円アップグレード可能です。
本体と付属品を並べてみました。本体サイズは207(幅)x520.7(奥行き)x450.2(高さ)mmになります。マウス、キーボード、電源コード、スターティングガイドにマザーボード、グラフィックカードの各ドライバCDとマニュアル、PCが不調時にチェックするソフト「PCドクター」とDVD鑑賞ソフト「Power DVD12」、あと予備のネジがついていました。
モニターと接続するケーブルは基本モニター側についているものを使用するか、必要なものを各自購入するようになりますね。今回はHDMIでモニターと接続しました。
まず背面にはUSB3.0が2つ、USB2.0が2つ、ギガビットLANポート、古いキーボードやマウスを繋ぐPS2ポートに、緊急時などにCPU内蔵グラフィック機能が使えるHDMIポートがついております。あとはサウンド入出力ポート、上からライン入力、ステレオ出力、マイク入力になります。FF14は5.1ch出力に対応してますので、USB出力でAVアンプにつなぐか、5.1chアナログ出力のあるサウンドカードを装着すれば可能になります。
H170-Proには新たにUSB3.0-TypeCを採用し(HDMIとUSB3.0の間)上下の差し間違いを無くした規格になっておりサイズも半分以下になってますので、今後の主流になっていくかもしれません。
グラフィックカードからはDVI-D×2、HDMI2.0とDisplayPort1.2が各ひとつついています。GTX960ですので性能的に4Kフル画面でPCゲームは厳しいですが、表示自体はもちろん可能でブラウザ、動画視聴や事務作業などは問題なく使えます。
フロントパネルにはUSB3.0が二つ、microSDとSDカードスロットにマイク入力とヘッドホン出力つき。よく使う端子は前に揃っていますので便利ですね。本体横と天面には排気を促すメッシュがついています。すでに天面には排気ファンがひとつついていました。
右下の写真のようにドライバーひとつで白丸のネジを上下2つ外せば簡単に内部へアクセスできます。
各パーツの配置です。フロント下部(右)に吸気ファンがあり、ここから空気が取り込まれHDD、グラフィックカードやマザーボードから出た熱を左へ流し背面や天面から排気されていきます。そのためある程度の内部スペースがあるほうが効率的に熱を逃がすことになり、パーツの熱暴走などをおこりにくくさせています。
CPU回りとその熱を逃がす天面と背面のケースファンです。メモリも熱を発するのでしっかりとした排熱が必要です。
今回のCPUは技術の進歩により性能も上がっていますが、同時に消費電力も以前より抑えられいるので、その分発熱も少なくなっています。高性能ファンと組み合わせれば、長時間稼働にも安定した動きをしてくれるでしょう。長く遊びがちなFF14のようなMMORPGにはとても向いていると思います。
ストレージはHDD2TBが標準装備。他ショップは500GB〜1TBが多いですし、大体オプションで変更すると割高になってしまう事が多いので、デフォルトで2TBあるのは嬉しいですね。
現在キャンペーン中で120GBの高速ストレージSSDも無料でついてきますので、OSを含む読み込みが体感でしっかりわかると思います。テレポ時の切り替わりが一番わかりやすいかもしれません。
今回のCPUは技術の進歩により性能も上がっていますが、同時に消費電力も以前より抑えられいるので、その分発熱も少なくなっています。高性能ファンと組み合わせれば、長時間稼働にも安定した動きをしてくれるでしょう。長く遊びがちなFF14のようなMMORPGにはとても向いていると思います。
ストレージはHDD2TBが標準装備。他ショップは500GB〜1TBが多いですし、大体オプションで変更すると割高になってしまう事が多いので、デフォルトで2TBあるのは嬉しいですね。
現在キャンペーン中で120GBの高速ストレージSSDも無料でついてきますので、OSを含む読み込みが体感でしっかりわかると思います。テレポ時の切り替わりが一番わかりやすいかもしれません。
他にもガレリアXTだけの特長は色々ありますが、
詳細はメーカーページよりご確認ください。
ガレリア XTのベンチマーク
次に実際の性能ですが、以前旧「ガレリアXT」をレビューさせて頂いた時はCPUがCore-i7 4790でH97チップセット、ストレージはHDDでした。その時のおおよそのベンチマーク値がこちら、フルHD Directx11最高品質の設定で
となりました。116ほどですがベンチの上昇が見られます。もともとCore i7-4790も高性能ですので意外にも差がついたという印象です。スコアには出ませんが、スコア上昇はしていても消費電力は少なくなっています。
いずれにしても最高評価のベンチ値7,000超えで、フルHDのモニターでしたらとても快適に遊べます。
ちなみに他の解像度も試してみるとこんな感じでした。
4K解像度(3840×2160)だと、さすがに厳しく、標準設定で何とか、というところでしょう。
実質FF14を4Kでプレイする理由もないんですけどね…
フルHDもいいですが、次におすすめしたい解像度がこれです。いわゆるWQHD(2560×1440)と呼ばれていて、UIの置くスペースも広くなりますし、プレイ画面の見通しがよくなります。GTX960では少し心もとないところもありますが、最高設定にこだわらなければ十分遊べる範囲だと思います。
PCでFF14をプレイされる方の大多数がフルHD環境の方だと思いますし、巷に売られている液晶モニターも一番この解像度が多く発売されていますので、GTX960はその環境に一番合ったグラフィックカードだと思います。もちろん上を見ればキリはありませんが、FF14をプレイするなら「ガレリアXT」はまず一番に検討してもらいたいモデルですね。
SCORE:7,004
平均フレームレート:54.301
ベンチ値別のおおまかな指標はこんな感じになっています。平均フレームレートは60が理想値ですね。
ベンチ値別のおおまかな指標はこんな感じになっています。平均フレームレートは60が理想値ですね。
【7000〜】 非常に快適 | 非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。 |
【5000〜6999】 とても快適 | とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。 |
【3500〜4999】 快適 | 快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。 |
【2500〜3499】 やや快適 | 標準的な動作が見込めます。余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。 |
【2000〜2499】 普通 | 標準的な動作が見込めます。 |
【1500〜1999】 設定変更を推奨 | ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はグラフィック設定の調整をお勧めいたします。 |
イシュガルドベンチマークになって、グラフィックカード以外のパーツも前より数値に反映するようになったみたいです。ですのでSSDの有無で200近くスコアが違ってきますが、今回お借りしたモデルも丁度SSDが無いものでしたので同じ条件で今回の新「ガレリアXT」を計測したところ、
SCORE:7,120
平均フレームレート:55.052
となりました。116ほどですがベンチの上昇が見られます。もともとCore i7-4790も高性能ですので意外にも差がついたという印象です。スコアには出ませんが、スコア上昇はしていても消費電力は少なくなっています。
いずれにしても最高評価のベンチ値7,000超えで、フルHDのモニターでしたらとても快適に遊べます。
ちなみに他の解像度も試してみるとこんな感じでした。
4K解像度(3840×2160)だと、さすがに厳しく、標準設定で何とか、というところでしょう。
実質FF14を4Kでプレイする理由もないんですけどね…
SCORE:1,752
平均フレームレート:12.973
平均フレームレート:12.973
フルHDもいいですが、次におすすめしたい解像度がこれです。いわゆるWQHD(2560×1440)と呼ばれていて、UIの置くスペースも広くなりますし、プレイ画面の見通しがよくなります。GTX960では少し心もとないところもありますが、最高設定にこだわらなければ十分遊べる範囲だと思います。
SCORE:4,215
平均フレームレート:32.471
以前43インチの4Kモニター「DS431US」を購入しましたので、ガレリアXTを繋いでみました。
こんな風にウインドウモードでWQHDで表示させ、回りに参考サイトや動画などを表示させながら遊ぶ事も可能になりました。(DS431USレビューはこちら)ちなみに左はFS2434(現在はFS2434-R)です。
こんな風にウインドウモードでWQHDで表示させ、回りに参考サイトや動画などを表示させながら遊ぶ事も可能になりました。(DS431USレビューはこちら)ちなみに左はFS2434(現在はFS2434-R)です。
PCでFF14をプレイされる方の大多数がフルHD環境の方だと思いますし、巷に売られている液晶モニターも一番この解像度が多く発売されていますので、GTX960はその環境に一番合ったグラフィックカードだと思います。もちろん上を見ればキリはありませんが、FF14をプレイするなら「ガレリアXT」はまず一番に検討してもらいたいモデルですね。
ガレリア XTをおすすめする理由
実際お借りして1週間ほどプレイしてみましたが、何も問題なく最高品質でどんな所でもコマ落ちせず遊べました。今人が密集してる場所といえばイデルシャイアのトークン交換所や呼鈴付近、イシュガルドのマケボ付近なども当然ながらスムーズです。シルバーウィークは主に釣りに興じていましたが、DirectX11の効果でリアルな各地の様々な水の流れを存分に堪能できましたね。
ゲーム以外にこのハイスペックを生かす方法として、高解像度の動画を再生出来る事が挙げられます。GTX960はHDMI2.0で出力出来ますので、この端子に対応した4Kモニターなら、4K/60pでのリフレッシュレートが実現出来ます。写真は見切れて(汗)いますが、例えばパナソニックのビデオカメラのデモ映像などが、4Kで秒間60コマの映像を回線速度にもよりますがフル画面でコマ落ちすることなく再生出来ました。かなり重い作業になりますが、特に4K支援回路なくともその位のポテンシャルは十分持っていると言う事ですね。
ガレリアXTの価格、購入方法など
納期は午前中までに注文確定でカスタマイズ含め最短2日後には出荷します。
導入が面倒なセキュリティソフトもしっかり製品版の「マカフィーインターネットセキュリティ」が12ヶ月間付属しております。(カスタマイズでOS無しの場合は不可)
万が一の故障時や、OSのトラブルなどをわずかな月額でしっかりサポートするセーフティサービスは、初心者の方には心強い味方になります。購入と同時に加入すれば5,000円引きプラスαの特典付きです。
基本的に必要なものはしっかり揃っているガレリアXTですが、さらに満足いくおすすめカスタマイズとしては、CPUの静音まんぞくパックに、グラフィックカードを静音タイプに変更する事ですね。
それにSSDが無料でつく今がお買い時です。
同時に液晶モニターをお考えの方にはFF14推奨のEIZO FS2434R、このブログでレビューさせて頂いたBenQのXL2430Tが個人的にはおすすめですね。
あとは、新生FF14をキーボードマウスで操作したい方のために、新生FF14推奨MMOデバイスのセット(MMO向け Logicoolセット)が特価で買えるオプションもあります。
パソコンは高価な買い物ですので、一括の他にも12回までならジャックスのショッピングローンで金利0%ですので無理なく購入出来るのもポイントですね。詳しくはこちら。
以上、「ガレリアXT」のレビュー含めお得なポイントなどをご紹介してみました。
ご参考になれば幸いです。
※表記は2016年3月現在のものであり、時期により変更する可能性がありますので詳しくは公式サイトでお確かめください。
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