このブログに皆さんどういったキーワードで来てくれているのか
調べてみると、ダントツで「理想の間取り」なんです。
ありがたいことに最近急にアクセスが増え、
理想の間取り前編・後編と、まさかそんなに読んで頂くとは思ってなかったので
題名って大事だな、とつくづく思いました。

ですがその題名に応えた記事になっているかと言えば、
前編だけ読んで去る人の数である程度察しはつきます(汗
バージョンを付けてるのは、
今後も改善していく決意の表れと思って下さいませ。

理想の間取りは、ある程度のセオリーはあると思いますが
本当に様々ですし、土地の形や回りの環境によって様々な工夫が
凝らされていいお家が出来るのですもんね。

常識的に一生に一度の買い物ですし、
誰だって失敗したくないですもんね。とはいえ、
少しばかりの勉強どころではとても全て把握できません。

それこそ建設業者さんも日進月歩で進む新しい技術や設備に
アンテナを張って対応していかなくちゃ、同業者にどんどん先行かれてしまいますもんね。
なので素人がそこに中途半端に踏み込んでも、たかが知れている、というもんです。

それでも家を建てるまでホント色んな本も買いましたし、
ネットでも情報収集は連日深夜まで及びました。
実物が見られるのであれば車で
二日かけてでも向いましたね。

ですが建ててみて思うのは、
暑い寒いの対策や、可能な限りの自然素材へのこだわりは、
無いよりはあった方がよいですが、
もっと大事なのは、家族が自然に集まる場所があって、
そこで当たり前に会話や笑顔が生まれる、ということなんだと思いました。
皆背を向けてそれぞれの事をやっているのに、
なんだかいつも居心地のいい気配を感じられる家がもっとも理想だと思います。

その一歩目には、やはり家事の総監督とも言える
女性の意見を大事にすることです。
理屈じゃない何かを女性は何らか思い描いているはずです。

外観のこだわりも女性は強いですが、それは建ってから
家を育てていこうという意志の現れなのだと思います。
男性で色々とこだわる人は、建ってしまえば
そこで結構燃え尽きる方が多いような気がします・・

思うのは女性のほうが張り切ってるお宅の方が
旦那さんがそれに乗っかる形で一番理想的かもしれません。

ちなみにうちの場合僕が3倍位乗り気で、こだわりにこだわっていたので
ついていけないとよく喧嘩になりました(泣)

そんな嫁さんでも一貫して言っていたのが、
「南欧風(フランスの片田舎風)で、一階でほぼ全ての生活がまかなえる、皆が孤立しない家」
という嫁さんのリクエストでした。

僕の場合は「北欧風(スウェーデンやデンマークの家風)のシンプルで素材の良さを感じられる家」で
あとは自分の仕事部屋が確保できればOKみたいな感じで
今思えば最初はほとんどかみ合ってませんでした(汗)

男性はどうしてもこの素材が、この設備が、とパーツに走りがちで、
全体が見えてない事が多いんです。木を見て森を見ずみたいな。

それに設備の説明を懇々としても、
嫁さんからすれば、新しいラジコンが欲しいから
その良さを説明する子供と変らないのでしょう(笑)

嫁さんが見た目の色や、こっちの方が安いからこれでいい、なんて言うと
僕は長いスパンで考えたらこっちの方がいいのに〜なんでわかんないの?
みたいな対立になりがちです。

金銭感覚が麻痺するので、あれもこれもついでに、と
詰め込みたくなるのを諌められたりも男性に多いでしょうね。

そんなある時に、本だったか、完成見学会で聞いたか、
共働きだとしても、嫁さんが動きやすい家を作ってなんぼだし、
とにかく「動線」というものに重点を置くべき事に気づきました。
当然といえば当然で、基本ですよね。
それからは本の間取り説明や完成見学会など
動線のスムーズさを特に気にして見るようになりました。

中でも移動の多い洗濯物の動線と、
キッチンでの食器や食べ物の行き交うルートには色々悩みました。 
そして、風呂や着替え時の洗面所とクローゼットの動線ですね。

ポイントは家の中で8の字を描くようにまんべんなく動き回れる動線づくりで、
出来るだけ行き止まりを作らないということでした。 
LDKから玄関、和室など、どこからでも入れる自由度があると
それだけで家が広く感じますし、子供は喜んで走り回ります。
中庭がある家などは、一周できたりしますよね。
最初は馬鹿にしてたんですが、明るさを取り込んだり、プライベートゾーンを作れたり
わりといいんですよね。

wind
うちの場合は、玄関からキッチンとリビングに入れるようになっていて 、買い物した時には
玄関から家族玄関を通過し家事コーナーへ、その横のキッチンに繋がっています。

普通に会社から帰宅すれば、玄関からリビング、そしてクローゼットへ。


洗濯物は洗面所からリビングを通って、サンルームを出てウッドデッキで干します。
夜や、雨が降ればサンルームで干します。

洗面所から寝室を通ってサンルームへもいけます。
乾いたものは寝室へと投げ入れて、たたんだあとクローゼットや洗面所へと。
(すみません図は風通しの線です。のちほど再編集します)

あとキッチンの動線ですが、冷蔵庫を中心に少ない歩数でこなせるようまとめています。

相当悩んだのが炊飯器。研いで炊飯器に入れる場合と、
おかわりする場合に背面の一番奥だと不便と思い、
システムキッチンの西と北側に囲うようにカウンターを作ってもらい、北側に炊飯器を入れています。

その炊飯器の下は、お米ストッカーです。お米に関するものを集約させました。
冷蔵庫のすぐよこに電子レンジも置き、食べている時にあまり奥まで
物をとりいかないよう工夫したつもりです。
冷蔵庫の奥はパントリーと勝手口です。
パントリーは貰い物の野菜や缶ビールの箱、
外で使うものを入れています。

ただ勝手口の使い勝手が良すぎて
玄関から嫁と子はほとんど出入りしないという(笑)
まぁいつも玄関が綺麗なのはいいのですが。

こんなとこでしょうか。
これが正解!というわけではないし、もっといい流れはあるでしょうが、
うちが悩んで決めたのがこんな動線です。

多分他の日記にも色んなとこがかぶってしまって、
何を書いたか覚えてないんで、
通して読んでる方がもしいたらゴメンナサイ(笑)

間取りについての思いを、動線も含めて
来訪者の方への感謝の気持ちも含めて
改めて書いてみました。

ありがとうございました。
さすがに書くことがなくなってきましたが☆彡


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