約6年ぶりに拡張パック3.0に向けてメインPCを自作してみました。

今まで使っていたPCは4年前に旧14のβ開始時期にツクモさんでBTOしたもので、
AMD PhenomII 1090T-BEにカードはRadeon HD5850の構成でグラフィックの設定をノート高品質あたりでプレイしておりました。ですがさすがに古さを感じてきたので、GTX900番台が出た今がBTOパソコンの買い時かなと思い検討していました。

ただ今回、どうしても使ってみたいグラフィックカードがあって
ASUSのSTRIX-GTX980-DC2OC-4GD5というGeforce GTX980のカードなんですが、
負荷によってファン回転数が変わるという機能がGTX780Tiの時代から付きはじめ
ずっといいなと思ってたので高性能低省電力なGTX980版は待望の製品だったんです。
970や750Ti版も今はありますね。
ASUSTek社製 NVIDIA GeForce GTX 980搭載グラフィックスカード(オーバークロック) STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5
ASUSTek社製
NVIDIA GeForce GTX 980搭載グラフィックスカード(オーバークロック)
STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5


ただこれをBTOPCに組み込めるショップが検討しだした11月時点でまだ無く、円安で値上げの噂もあって、つい焦って単品購入してしまいました(笑) 2015年1月現在はサイコムさんでカスタマイズ可能のようです。

一応、元のツクモPCへ差し替えてみましたが、ベンチマークで測ったところ本来の性能を4,000以上も下回ってしまったのでこりゃダメだなと。原因はCPUよりPCI-Express 2.0×8の転送量が足りない感じですかね。

先に買っちゃったのでGPUカード抜きのカスタマイズが出来るショップで散々カスタマイズしましたが…
できればOSとDVDとHDDを流用したくてやはり自作しかないかなと思いつつ、
後述しますが最終的にマザーボードをASrockのZ97Extreme9にしたため、それをBTOで扱うショップが なかったことが決定的でした。結局決定まで2ヶ月位悩みました(笑

色んなとこから安値のものを買い集め、最終的な構成はこうなりました。
parts

CPU…Intel Core i7-4790K(ドスパラ
CPUファン…Noctua NH-U12S(サイコム
マザーボード…ASrock Z97 Extereme9(ツクモ
メモリ…サンマックス SMD-8G68CP-16K-D-BK DDR3 1600 PC12800 4GB×2(アーク) 
グラフィックカード…ASUS STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5(アマゾン
サウンドカード…Creative Sound Blaster Audigy Fx PCI-e SB-AGY-FX(アマゾン)後から買い足し
SSD…Sandisk SDSSDHII-120GB 2台 RAID0用(ドスパラ
HDD…2TB流用 Western Digital製
DVD…流用 LG製
電源…Corsair RM850 850W Gold(ドスパラ
ケース…Fractal Design DEFINE R5(サイコム
背面14cmケースファン…Noctua NF-A14 ULN(サイコム
OS…Windows 7 Home Premium 流用(電話再認証)

自作派はTAKEONEやワンズが御用達のようですが、
価格コムを参考にはしたものの結局高くついちゃった感じです(汗)
(注:当時買ったショップのリンクですので、現在の最安値というわけではありません)

テーマは「定格運用SLIレディな静音PC」です(笑
CPUはオーバークロックせずとも4GHzなので十分です。
のちのち必要になればSLIをしたいんですが、Z97チップセットだとCPUのレーン数をカードだけで消費してしまい、M.2などの高速SSDの使う帯域がなくなり同時使用できないと聞いたので上位X99チップセットも検討しましたが、こだわりとして4790Kが使いたかったのでブリッジチップで無理やり帯域を増やせるASrockのExterme9しか選択肢がありませんでした。

CPUの冷却に水冷式も考えましたが、今回このNoctua製がサイコムさんの超静音PCで採用されていたのでどうしても使いたかったんです。
CPUファンと背面ケースファンは静音と冷却に定評のあるNoctua製に、
ゲームをしない低負荷時にはファンが低回転or止まる機構のついたもの、
ASUS STRIX-GTX980を筆頭に電源のコルセアのRMシリーズにもまた低負荷時はファンが動かない機能付きです。静音ケースファンは背面に一機追加して、取り外した純正ファンは
前面に取り付け計二機回しエアフローを強化しています。純正ファンもそこそこ静かなものです。

ケースはFractalDesign製の人気ケースDefineR4からさらに剛性や静音性を高めた
出たばかりのDefine R5を発売と同時に購入しました。前面パネル裏には吸音スポンジがついておりフロントからの音も抑えられますし、今回管理人は使いませんでしたが天面、前面、底面どこでも水冷の大きなラジエターが取付けやすい余裕の造りで、かなりポテンシャルの高いケースなので長く使えそうです。

今サイコムさんから高性能静音PCが発売になっていますが、
ファンや電源など今回それをかなり意識した構成になっています。
数値を計る機器は持ってないですが、一番気になるのはHDDのキュイーンという最初の起動音位で
ほかはむしろエアコンの音の方が気になる位静かです。
さすがに新生FF14を起動している間はGPUファン等は回りますが、BGMにかき消されて全く気にならないです。

これ位静かなら、ハイレゾ音源なんかを取って来てUSBDACに繋げて音楽が聴きたくなりますね。
ちなみに現在、祖堅氏おすすめのCreativeの5.1chのアナログスピーカーInspire T6300を繋いでいますが、同社サウンドカード購入したため以前のバックパネル接続よりも遥かに音質も迫力も上がりました。同じメーカーなので相性もバッチリです。

手順は割愛しますが、DEFINE R5は配線の取り回しがほとんど裏に回せるのでスッキリしますし、空気の流れもスムーズになっていいですね。写真は下手くそですが、ざっくりこんな感じです。
body

もう6年以上ぶりな組み立てはかなり緊張がつきまといました。冬場は特に静電気が恐いので専用の手袋をはめて作業しました。心配していた初期不良などもなく、無事組めてほっとしましたね。

あとSSDのRAID0に7を新規インストールしましたが、アップグレード版なのでストレージ内に何らかのOSが無いとプロダクトコードを受け付けません。ですがマイクロソフトに電話認証をお願いしたらあっさりとパス出来たのでしばらくは7で続行です。特に支障はないので10が出たら考えます。 

SSDはCrucial製が人気で価格コムでプロダクトアワード大賞をもらっていましたが、今回自分が選んだのはサンディスク製のものです。国内での組み立て品で信頼性が高く、サイコムさんオススメだった上に安かったからです。ただ思ったほどRAID0は体感速度に差を生みませんでしたね。
確かにSSDベンチはそこそこ数値が高いですが、OS起動時にRAID画面が出るため
そのぶん時間がかかります。高速UltraM.2のSSDがまだ高いので今回見送りましたが
1,100MB位出て起動もかなり早いようなのでいずれはそっちをメインにしたいですね。
hdd

最後に肝心の新生FF14ですが、当然ですがキビキビ&高画質になって満足です。
今までSS用に一時的に最高品質にしたりしてましたが、常時この画質で遊べるのは幸せです。
拡張パックが出る前にDirectX11版のベンチマークが出るんじゃないかと思っているので早く試してみたいですね。

ffbench

ss
こいつでカードをSLIや高速SSDなんかに強化しながらまた4〜5年使えたらなと思います。

次の野望として(笑)今はフルHDで遊んでいますが、いずれは27インチWQHDモニターを買って
広々とした作業環境を手に入れたいです。 

追記:自作PCは完全に自己責任の世界です。今回すんなり起動出来たので良かったですが、実はあとからマザーのサウンドチップの不調が起こり、組んだ後でしたし解体するのも億劫でサウンドカードを急遽買い足す羽目になりました。返品交換すると通販の場合とても面倒ですし、そもそも起動しなかった時の原因究明など大変ですので、くれぐれも識者が近くに居る場合以外はいきなり自作PCを作るのはおすすめしません。皆様にはBTOパソコンの購入を強くお勧めします。

今回参考にさせてもらったBTOパソコン…サイコムSilent Master Proシリーズ



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